M邸

ウッドワンのL字型キッチンをベースに、コックピットのような機能性を求めてさまざまなツールをプラス。窓の外に自然を感じながらの料理は気持ちも穏やかに。タイルは施工現場でバランスを見ながら色の配置を決めた。

足元にパイン材の心地よさを感じながら、窓辺で食事。宙に浮いたような造作のTVボードもお気に入り アーチの入口でリビングとつながる書斎。ウィリアム・モリスの壁紙を一面にランダム貼りのタイル
が独特な表情を演出。オープンにした収納は軽めのカーテンで目隠しを

奥さまが色を調合、塗装したドアや、3色をランダムに織り交ぜたキッチンタイル。間取りも含めてすべてがM邸オリジナル。納得するまで考え、希望の材料を取り寄せる時間も確保して、設計・工事は進められた。「そんなに自由なの!?」と、新築経験者の友人も驚いたそう。「木のぬくもりを感じたい」「緑を見ながら食事を」。理想とする暮らしのイメージに一つ一つ、じっくり向き合いながら完成させた愛おしい住まいだ。