サステナハウス

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サステナハウス

Sustainable house
現代民家という考え方
 
スケルトン・インフィルの考え方に添ってワンフロア―5.46m四方を内部無柱空間として骨組みとインテリア設備を切り離して造り長寿命を実現しています。
1階建て、2階建て、3階建てがあり、それぞれ「サステナフラット」、「サステナスクエア」、「サステナタワー」という名の現代民家です。

サステナフラット

サステナハウス1階建

可変と不変について

主室は不変で、従室は可変です。主室は何代にも渡って生き永らえることで輝きを増し、エイジングの美を醸し出します。従室はいつも新しい住設に取って替えられ、満足の機能性を享受できます。我が家の事になりますが、大黒柱月田の字型農家が60歳の時、古さをと、リフォーム工事に挑戦したのですが、シロアリにやられていた事が判明し、やむなく、鉄骨造での建て替えに変更したのだが、大黒柱の部屋だけ残し、その上に跨いで新築しました。大黒柱は重荷から解放され、生き返り、もう100年になろうとしています。その部屋は、私が生まれた時から、そのまま残り、5代目の生活を見守っています。このような家のありがたさ、美しさは、何物にも代えられない情緒があります。サステナシリーズはどれもこのように育っていただけるように考えています。

 

社会環境について

SDGsを国連が策定したのと期をほとんど同じくして、地球規模で、温暖化が急速に進み、バンデミックは起こり、片方では、侵略戦争が起こったりして、偶然とは言えない物事の一致を観るにつけ、やはり、地球は一つの自然体としか思われない。現在、日本の問題は経済の衰退が強く感じられることから来る不幸感の蔓延ではないだろうか?小さな解り易い自然を大切にしたいと思う。住まいには、自然の緑が近くにあると、建物が絵になる。だから、人は庭を造り、それに癒される。小さな家の庭から、里山から、山々へと、緑の連鎖は、川に伝わり、海へと、繋がる。そんな日本の草木悉有情の心が、この国土を持続可能な楽園に導く事になればいいが。

 
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サステナスクエア

サステナハウス2階建
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自然の意味について

元来地球そのものが自然であり、そこに生きている人間社会も、その一部であって、人間も自然界の一部に過ぎないので、自然そのものであろう。そういえば、人が想像したものは、なに一つないのであって、石油製品だって、自然を加工したり、利用しているだけであろう。ならば、家そのものも又自然そのものであろう。ならば、家を自然物と思えば、自然を愛でる事と同じように、家を愛さなければならない。腐るまで一緒に暮らすことが自然との摂理に叶うことになるだろう。

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サステナタワー

サステナハウス3階建

籠状構造について

今だ私たちの記憶から消える事のない9.11テロでジャンボジェット旅客機が突っ込み、炎上破壊された、ニューヨークに建っていた、ワールドトレードセンターのツインタワーを想い起こしていただきたい。このビルは、地上百四階、高さ、415mの超高層ビルなのだが、このビルの構造が、正に、籠状構造と言われるもので、外周に柱を狭い間隔で列柱状に建て外殻を強固にしつつ、高層階の重量を支えつつ、内部には、柱を建てずにオフィスの自由な配置を可能としているのです。規模は、比較にならないのだが、考え方は、非常に似通っていて、内部無柱空間の確保と外周部4面に91㎝間隔に柱を並べ、堅固な6面体を籠状としている故、様々な外力に対して余裕をもって対抗できる力を備えている。

 

広さについて

 主室の中で最も魅惑的であるリビングは、いったいどの位の広さがふさわしいだろうか?どこまでも広く頭の中では想像できるが、現実的ではない。ならば、現実的な制約の中で可能性を考えた時、現時点では、3間(5.45メートル)4方、つまり9坪(18畳)あたりが妥当な広さではないだろうか。この中には柱を建てず、ワンルームを実現したなら、かなり、融通性のある室となり、多種、多様な用途にも応じられ、幾世代にもわったって使われる一家の象徴となるような中心的な存在となるにちがいない。古来より、9坪(34方)の空間は9間と言って、民家系列には、最大の広さとして能舞台に伝承されて生きていると聞いている。

 
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